小学生の平均視力とメガネ率
小学生の視力が平均でどのぐらいなのかとメガネをかけている子がどのぐらいいるのかについて学年別にまとめました。元データは文部科学省の学校保健調査(平成28年度)です。
目(視力)が悪くなっている子が多いと言われていますが、実際はどうなのでしょうか?
小学6年生で裸眼1.0以上は約56%
学校保健調査(平成28年度)での全国の小学生の裸眼視力(両目)は下記の通りでした。
学年 | 1.0以上 | 0.7以上 | 0.3以上 | 0.3未満 |
---|---|---|---|---|
1年 | 80.50% | 12.89% | 5.56% | 1.06% |
2年 | 77.62% | 11.47% | 8.00% | 2.91% |
3年 | 71.79% | 11.43% | 11.05% | 5.73% |
4年 | 65.46% | 10.91% | 13.86% | 9.77% |
5年 | 60.27% | 10.48% | 15.15% | 14.11% |
6年 | 55.80% | 9.81% | 16.36% | 18.02% |
(0.7以上は1.0未満0.7以上、0.3以上は0.7未満0.3以上の意味。)
1年生は視力1.0以上の子が8割以上いますが、6年生になると約半数の55.8%。
学年が上がるごとに視力が悪くなっていることがわかります。
一般的に視力が0.3未満となるとメガネをかける必要があると言われていますが、視力0.3未満の子の割合は小学校6年生で約2割となっています。
ただし、視力0.7〜0.3でもメガネが必要となる子もいるように、どのぐらいでメガネをかけるようになるかには個人差もあります。そこで別のデータをチェック。
小学生のメガネ率は6年生で約20%
文科省の学校保健調査(平成28年度)には視力矯正者の裸眼視力もデータとして掲載されています。視力矯正してる人の裸眼の視力がどのくらいかというもの。
視力矯正と固い言い方になっていますが、要はメガネをかけてる人のこと。コンタクトレンズの可能性もありますが、小学生でコンタクトをしてる人はごく少数だと思われます。
そこで、視力矯正者=メガネをかけている人と考えて、小学生のメガネ率を算出しました。
小学生のメガネ率
学年 | 視力矯正者 |
---|---|
1年 | 1.70% |
2年 | 2.59% |
3年 | 5.06% |
4年 | 9.28% |
5年 | 14.45% |
6年 | 19.98% |
(出所:文部科学省「学校保健調査(平成28年度)」)
1年生ではわずか1%程度だったのが、6年生では20%近くになります。
4年生以降の割合の上がり方が目立ちますね。
中学受験の影響があるのかもしれません。
以上、参考にしてみてください。