中学受験の失敗からイチ早く立ち直る方法
中学受験に失敗したからと言って人生に失敗したわけではありません。
そんなことはわかっていても、不合格という結果の前には落ち込んでしまいますよね。
頑張った、運が悪かった、コレもいい経験…慰めの言葉も心には響かないものです。
どうすれば立ち直れるのでしょうか?
中学受験塾の塾長をしていた経験から、そのヒントを記してみたいと思います。
3月中に気持ちを切り替えて前向きに!
中学受験の失敗を高校受験で取り返そうというのは誰もが思いつくことですが、高校受験は3年後です。大人と違って、中学新一年生にとっての3年後というのは遠い未来で、とても目標にはできません。
また、高校受験でリベンジしようという気持ちだけで中学校生活を送るのはもったいないです。
中学校生活をそれだけのために費やすのは精神面でもよくありません。
もちろん、受験学年の中学3年生になってから、中学受験のリベンジをしようという気持ちになるのは悪いことではありません。
ただ、大事なのは「今」。
ここをどんな気持ちで立ち直るかですよね。
落ち込んだ気持ちのまま4月の入学を迎えるのはダメ。中学校生活が始まれば、部活も始まるし、そのうち元気になるだろうというのは楽観的すぎます。
落ち込みを引きずったまま新生活に入っても楽しいことが見つけられないのです。
部活もどこか上の空でやってしまい、先輩に怒られるなんて悪循環にはまりやすいのです。
気持ちの切り替えは3月中に。
4月の新入学のときには前向きになってなければなりません。
立ち直り方:新しく夢中になれることを見つける
気持ちを前向きに切り替えるには、新しく夢中になれることを探すのが一番です。
一時的な楽しみ、その日限りの楽しみでは効果がありません。
受験勉強ばっかりだったので、どこかに遊びに行くというのは悪くありません。
ただし、こうしたものは一時的な楽しみ、その日限りの楽しみでしかありません。
そのときはつらい気持ちを忘れられても、その時間が終われば、また辛くなってしまいます。
これだけで切り替えられるほど中学受験の挫折は小さくありません。
- 楽しくて夢中になれること。
- もっと、やってみたいこと。
- 明日からも続けられること。
こうしたことがあれば、立ち直ることができます。
新しい趣味を見つけるようなものです。
新中学生が始められる新しい趣味というのは限られているかもしれませんが、例えばプログラミングの勉強などがオススメです。
いまは小学生、中学生から始められるプログラミング教室があります。
こうしたものの体験教室に参加したら夢中になってしまったという声も良く聞きます。
受験勉強中はプログラミングの勉強どころではなかったと思います。
それだけに、新しい刺激にもなります。
また、プログラミングの勉強は将来の役に立つとも言われています。
偏差値の高い中学校で学ぶこと以上のものを得られる可能性がプログラミングにはあるのです。
そもそも、テスト勉強ではなく、プログラミングのほうに才能がある子もいます。
こうした子のほうが、これからの社会では活躍できるフィールドが広いのです。
プログラミングには中学受験の失敗から立ち直るだけでないメリットが考えられます。
ぜひ、体験授業に参加してみることをオススメします。