小学生の習い事「水泳」を抜いて1位になったのは?
小学生の習い事といえば「水泳」が定番でしたが、この2018年9月の調査でこの水泳を抜いてトップになったものがあります。何かわかりますか?
全国の小学1年生から6年生までの習い事1位は「塾」
この調査を行ったのは学研教育総合研究所。
「小学生白書」という名称で定期的にアンケート行っているものです。
対象者は全国の小学校1年生から6年生まで。
各学年とも男女100人ずつで合計1200人とその保護者。
地域は実際の人口比率を考慮して選ばれています。
2018年9月に行われた調査結果が下記のとおりでした。
【質問】学校以外で行っている習い事はありますか。(複数回答可)
- 1位(44.5%) … 受験のための塾・学校の補習のための塾
- 2位(30.6%) … 水泳
- 3位(25.8%) … 通信教育
- 4位(14.8%) … 音楽教室(ピアノなど)
- 5位(12.9%) … 英会話
(出所:「小学生白書 2018年9月版」)
保護者世代にとって小学生のうちから塾通いをしている子は少数派でしたが、いまでは2人に1人近くなっています。この44.5%というのは1年生から6年生までの数値です。
6年生に限れば52.5%となり、半数以上が「受験のための塾か学校の補習のための塾」に通っていることになります(1年生時点では37.0%)。
中学受験がさかんな都市部の場合は、塾通いしている子はこれ以上の割合だと思われます。
また、3位…通信教育、5位…英会話と勉強系が上位に入っているもの最近の特徴です。
2015年10月に行った同じ調査で比較してみます。
【2015年質問】学校以外で行っている習い事はありますか。(複数回答可)
- 1位(29.0%) … 水泳
- 2位(15.0%) … ピアノ
- 3位(12.7%) … 塾
- 4位(12.1%) … 書道
- 5位(10.2%) … サッカー
(出所:「小学生白書 2015年10月版」)
2015年と2018年で3年しか違わないのに順位に大きな変動があります。ただ、水泳を習っている子の割合を比較すると29.0%(2015年)→30.6%(2018)とあまり変化していません。ピアノも同様。
こうしてみると、塾、通信教育を始めた子が急激に増えてますね。
2015年段階では小学生の塾と言えば中学受験のための塾がほとんどでしたが、最近は補習塾も増えています。また、タブレットなどで通信教育が親しみやすくなったことも影響しているのかもしれません。
以上、どんな習い事をさせるのかの参考にしてみてください。