中学受験しなくても小学生から塾通いすることの早すぎるデメリットを解説

中学受験しなくても小学生から塾通い!早すぎるデメリットは?

昔は小学生のうちから塾通いをするのは中学受験をするような子だけでしたが、最近では中学受験をしない子でも小学生のうちから塾に通っているケースが増えています。

 

そのメリットは塾のセールストークに任せるとして、ここでは早すぎることによるデメリットについてまとめてみたいと思います。

 

塾に頼ることに慣れてしまい、自分で考えて勉強できなくなる

小学生のうちから塾通いするデメリットは、勉強を塾に頼るようになってしまうことです。

 

中学、高校と進んでいくにつれ、勉強は自分でしなくてはならないものが増えてきます。塾はあくまでサポート役でメインとなるのは自分でする勉強です。

 

わからないところを塾で聞いて理解できるようになるのはイイのですが、それを身につけるために問題集を解くのは自分でガンバルしかないのです。

 

ところが、塾での勉強に慣れてしまうと、こうした部分も塾でないと勉強する気になれないとか、誰かに見てもらわないと出来なくなってしまいます。

 

塾で出来る勉強時間には限度があります。
深夜遅くまで毎日、塾で勉強というわけにはいかないのです。

 

このため高校受験大学受験となったときには、自分で勉強する力が必要となるのです。ところが、小学生のうちから塾通いをしてしまうと、こうした自分で勉強する力が身に付きません。

 

こうしたことがデメリットとして考えられます。

 

学校の授業で手を抜くようになる

また、学校の授業で手を抜くようになってしまうのも塾通いのデメリットです。

 

学校の授業が分からなくても塾で聞けばイイと思ってしまったり、「塾で習ったからもう知ってる」と思って学校の授業を聴かなくなってしまうのです。

 

学校の授業を聴かなくなると、そのツケは必ず後で回ってきます。
塾で習っていないことでも、授業が面倒で聞かなくなってきたりするからです。

 

これでは本末転倒です。
そもそも、学校の授業時間と塾の授業時間では、学校の授業時間のほうが多いのです。

 

その学校の授業で手を抜くようになっては、成績は下降してしまいます。
下降しなくても現状維持が精いっぱいです。

 

塾にわざわざ通っていて、現状維持が精いっぱいでは意味がありません。
また、塾に通っていなかった子が通い出したときに成績を抜かれてしまいます。

 

小学生のうちは学校での授業をメインとすべきです。
塾がその邪魔になってしまうことが早すぎる塾通いのもうひとつのデメリットです。

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