小学校での英語の授業時間が二極化しています

小学校での英語の授業時間が二極化

小学校では2020年度から新しい学習指導要領が全面実施されます。
英語が3年生から前倒しになるとかプログラミング授業が始まるといったものです。

 

英語の授業に関しては次のようになります。

  • 3年生から英語の授業を実施(現在は5年生から)
  • 授業時間は3・4年生は年間35時間以上、5・6年生は年間70時間以上
  • 2020年度から実施

現在2018年度なので、次の次の年度からということになります。つまり、現在(2018年度)の1年生が3年生になったとき(4年生が6年生になったとき)から実施されます。

 

このため、いまは移行期間という位置づけ。
英語の授業時間が学校により異なります。

 

今年度(2018年度)にどのぐらい英語の授業を行うかの調査結果が文科省より発表されました(2018年5月8日)。多い学校と少ない学校の二極化が進んでします。

 

2018年度の小学校英語の授業時間が二極化

調査によると、新しい学習指導要領を前倒しして実施(英語の授業時数に関して)している学校の割合が次のとおりでした。

  • 3年生で実施(年間35時間以上)…32%
  • 4年生で実施(年間35時間以上)…32%
  • 5年生で実施(年間70時間以上)…28%
  • 6年生で実施(年間70時間以上)…28%

 

一応、移行期間中の授業時間数は、3・4年生で年間15時間、5・6年生で年間50時間とされています。この通り実施予定の学校の割合が次のとおり。

  • 3年生で実施(年間15時間)…54%
  • 4年生で実施(年間15時間)…54%
  • 5年生で実施(年間50時間)…63%
  • 6年生で実施(年間50時間)…63%

 

調査によると学校により英語の授業数に差ができていることがわかります。
小学校の授業はどこも同じようなものとは言えなくなっているのです。

 

保護者としてはお子さんが通っている小学校の英語の授業時間が多いのか少ないのかは知っていおいたほうが良さそうです。どこも同じではないのです。

 

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