小学生の平均塾代はどのぐらい?(H28年度データ)

小学生の塾代の平均はどのぐらい?

小学生の平均塾代がどのぐらいかを学年別にまとめました。
元データとしたのは文部科学省の「子どもの学習費調査(平成28年版)」です。

 

学習塾や予備校が行っている調査だと業界にとって都合のいい調査方法になっている可能性がありますが、文科省の調査であればそうした心配がいりません。

 

学習塾費を調べる際の参考にしてみてください。

 

公立小6年生で年間19.2万円(月1.6万円)

文科省の調査では公立に通っている児童と私立に通っている児童それぞれの学習塾費の平均(学習塾費を支払っている人の平均金額)を算出しています。

 

小学生の平均学習塾費(学年別)
学年公立小学校私立小学校
年間月間年間月間
1年82,0006,833190,00015,833
2年89,0007,417167,00013,917
3年94,0007,833214,00017,833
4年156,00013,000317,00026,417
5年245,00020,417424,00035,333
6年192,00016,000517,00043,083

(出所:文部科学省「子どもの学習費調査(平成28年度)」)

 

【補足】公立小の5年生が急に高くなっていますが、2年ごとに行っている文科省の過去の調査では5年生の平均金額は4年生と6年生のあいだにおさまっていました。

 

無理して「お受験」してでも私立に入れたほうが後がラクと考えている人もいるようですが、実際には私立に通ったほうが学習塾代がかかります。学校の授業についていくためなどで塾に通うことになるからです。

 

上記の平均値には塾に通っていない児童は含まれていません。
では、どのぐらいの子が塾に通っているかというのが下記。

 

小学生の学習塾費の支出率

支出率とは、学習塾費を支払った人の割合です。
つまり、塾に通っている子の割合ということになります。

 

学年公立小私立小
1年31.0%58.2%
2年30.9%60.6%
3年34.8%63.9%
4年40.0%72.6%
5年40.2%76.3%
6年49.4%83.4%

(出所:文部科学省「子どもの学習費調査(平成28年度)」)

 

公立小の場合、6年生の約2人に1人(49.4%)が塾に通っているというわけです。
私立のほうが塾に通ってる子が多いのも知らない方にとっては意外な現実かもしれません。

 

年間でいくらぐらい学習塾費を支払っているのか

一年間での学習塾費の支払い金額帯別の割合データが下記になります。
(学年別のデータはなく、1年生から6年生までの合計値です。)

 

支払い金額帯公立小私立小
0円62.2%30.9%
〜5万円未満11.6%9.3%
5万〜10万未満8.4%8.0%
10万〜20万未満9.2%15.5%
20万以上8.5%36.1%

(出所:文部科学省「子どもの学習費調査(平成28年度)」)
「0円」は塾に通っていないことを意味します。

 

私立に通うとそれなりに学習塾費が必要になることがこのデータからもわかります。
参考にしてみてください。

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